2011年11月29日火曜日

第17回VHO-net沖縄学習会

 先日行われたワークショップでの出来事です。

昼間の勉強会もとても大切ですが
その後の懇親会は更に内容が濃くパワーアップします。

そこでは、リーダー同士の悩みの共有
普段は相談される立場が多いのだけど
気の合うリーダー・先輩リーダーを捕まえて聴いてもらいます。

ALS協会沖縄県支部の事務局長Sさんのお言葉がとても印象に残りました。
Sさんはご主人をALSで亡くされた遺族の方です。

ALSはその病状・進行・予後と難病の中でもとても厳しい辛い病です。
そんなALSの患者さんが呼吸器をつける選択をされたときに
「天井ばかり見させないでよ~顔見せに来てよ~」と
そして、ご主人もそうであったようにいろいろな身体的な機能を失ってゆく分
とてもとても強い人間になると・・
本当に強い優しい人間になると・・
ご主人に教えてもらったと・・

「だから私もプライドもお金も持っている物はできるだけ捨てるようにしているの」

「それから ALSの患者さんにこの雰囲気を(学習会や懇親会)を
       実際に体験してもらいたいの」

本当に心のある方です。
このような素晴らしいリーダーが沖縄にはいらっしゃるのです。


2011年11月27日日曜日

第17回VHO-net沖縄学習会報告

 
11月26日(土)~27日(日)
第17回VHO-net沖縄学習会が開催されました。



場所: ホテルグランビューガーデン沖縄(豊見城市)にて


  

                        
                   分科会の様子


 
                         

参加団体:沖縄県がん患者連合会 全国膠原病友の会沖縄県支部 もやの会
          日本ALS協会沖縄県支部 認定NPO法人アンビシャス
       重症筋無力症の会 
             一般社団法人 パーンソン病友の会沖縄県支部
       宇宙船子宮号  
             くまもとぱれっと(長期療養中の子どもと暮らす家族の会)
       まねきねこライター 
             ファイザー株式会社(コミュニティー・リレーション部)
                                                  同不順

上記沖縄県の患者団体のリーダーが集い 
二日間にわたり学習会を開催いたしました
テーマ「もったいない!VHO-netの活かし方」と題して
これまで私たちが学んだことが
実際に自分たちの会または団体において活用されているか?
確認し合いました。
(10月の末に東京で行われましたワークショップを地域へ持ち帰り
沖縄県の患者団体のリーダーへ伝えます。)

また、これからこのネットワークを生かし患者(病)のこと患者団体活動のこと
社会に発信できるプロジェクトを作る などなど・・

本当にたくさんの意見が出ました。

「みなさん思いは一つ・・・」 
病気や障がいを超え繋がり社会の困った(生きにくい社会)をどうにかしたい!!
孤立してしまう患者さんを一人でも少なくすること・・

その思いで日々活動しています。

そして、リーダーの共通の悩みや不安、問題解決など
この場を通して話し合い・語り合いエネルギーを得て 
自分たちの会、または団体へお返しするという
大切な学習会です。

※これらの内容を詳しく知りたいという方がおられましたらどうぞご連絡下さい。


(進行役でしたので写真を撮ることができず 
学習会の様子がわかりづらくすみませんでしたm(_ _)m)

2011年11月21日月曜日

沖縄大学 社会福祉学科 障がい原論 講演

 11月21日 午後6時半~

沖縄大学 福祉学科 障がい原論という授業で
お話をさせていただきました。

今回は障がいではなく 
病を抱えた当事者の声が聴きたいとのことで
お話をさせていただきました。
(病を抱えながら生きてきたヒストリーが聴きたいとのことでした)

持ち時間45分です。

パワーポイントでスライドを作成し、レジュメにそってお話します。
まず膠原病とは・・と病気の知識から始まり、
これまでの自分と今の自分
また、今後の課題の大きく分けてこの3点です。

病気治しの人生からたくさんの転機を頂き、
いまこうしてお話させていただいていること・・
その転機の中には膠原病友の会との出会いが多きな一つであったこと・・

難病者の置かれている社会生活 制度の不都合など・・

10名ほどの学生さんでしたが、とても楽しくお話できました。
講演をすることはとても大好きなようです。(膠原病について・・限定ですが)
このような時・場面の自分は自分らしくあり好きです。

講演するにあたってのスキルは先日もお話しました
VHOーnet ワークショップにて学ばせて頂いたものです。

これから 福祉に携わる学生さんたちへ精一杯 
膠原病について・・私について・・これからの課題について 
お話しすることができたと思います。




2011年11月15日火曜日

健食バランス食 料理教室


通院しているクリニック 料理教室に行ってきました。
参加費500円(試食つき)
月ごとにメニューが決まっており
クリニック二階のCAFEで毎日提供されています。



                                250kcal

◎チキンの生姜焼き
◎なすの炒め物 味噌風味
◎大根の梅肉和え
◎豆腐ときのこのお味噌汁
◎雑穀米おにぎり

写真は料理教室後の試食ですので 半分の量です。
それでも、とても満足でした。

食事を組み立てるという表現がとてもよく理解できる教室です。
また、日ごろどんなに食べ過ぎているのか?
食品の偏りがあることに気付ます。
一か月に一度このように見て・学んで・食する
とても楽しい時間です。

しかし、とても人気があるため来月はもうすでに参加予約でいっぱい。
多くの人に参加してもらいたいというクリニックの考えがあるのでしょう。

講師の先生がとても気さくでお話が面白い。
料理がますます大好きになるように話してくださいます。





友の会でもぜひ講演・講習会企画させていただきたいと思っております。



2011年11月14日月曜日

2011 11月定例交流会報告

 2011年 11月定例交流会を開催いたしました。

今回は運営委員会を同時に執り行いました。

12:00 運営委員集合

      支部15周年記念事業について
      40周年記念誌 膠原病ハンドブックのマスコミ周知
      VHO-net ワークショップ報告・沖縄学習会参加予定
      学習会の企画(H23年度事業)
  
14:00

■  お母様がウェゲナー肉芽種症
   今 現在施設におられるそうですが、看護してくださる医療者へなかなか
   思いを伝えられずにいるとおっしゃっていました。
   細かなケア(補助食品をあげてもらいたい)など 
   それは看護する家族間でも同じことがある。

今回はSさんが手作り酵素を持ってきてくださいました。
やんばるの自然でとれた何十種類も野生の葉っぱなどを
発酵させてつくられておられるそう。
現代人は食生活の乱れから酵素不足が著しく 
また 私たちのような病を抱えた人には
なおさら大切な酵素です。頂いた食物は酵素の力で
分解され消化・吸収されるのです。

以前から講習会へ誘ってくださいました。
今回は講習会のご案内もしてくださいました。

自分で作れる手作り酵素講演会

とき  12月10日(土)
時間  午後1時30分~4時30分

場所 中城村吉の浦会館

参加費 1,000円

沖縄手作り酵素の会  090-6864-6742
ご予約は必要ありません。

興味のある方はぜひ参加して見てください。
私も参加予定しています。

今回の交流会は手作り酵素を皆さんで味見をしながら、身体と食物のお話で
盛り上がりました。
自分なりの健康法を見つけ出すことも大切であるとのお話も出ていました。


皆様 活発なお話どうもありがとうございました。
いつも、進行の手際が悪く もっとお話をしたかった方には本当に申し訳ありません。
また、12時からの運営委員会・交流会と運営委員の皆さまお疲れさまでした。

膠原病友の会沖縄県支部がこれからも居心地のよい楽しい学びの場であることを
願っております。

参加人数  12名 (皆さん会員さんです)

16:20
 終了

2011年11月11日金曜日

ベーチェット病の記事

 

難病と向き合いつかんだ夢 明大・柴田投手、巨人へ

共同通信社  1031() 配信

 

 明治大学4年、柴田章吾(しばた・しょうご)投手(22)が、
プロ野球の巨人に育成枠で指名された。
才能に恵まれ、順風満帆だったが中学3年の春、
原因不明で治療法も分かっていないベーチェット病にかかった。
病と向き合いながら、プロへの夢を追い続けてきた。
3桁の背番号を背負い、2軍の試合から一歩目を踏み出す。

 口の粘膜や皮膚、消化器などにできる炎症に苦しめられてきた。
副作用を伴う治療が必要で、激しい運動は控えなければならない。
食べられるものも限られる。

 それでもイチロー選手の母校・愛工大名電高校で甲子園出場の夢をかなえた。
将来はプロになりたいと心に決め、明大に進学した。

 高校では症状が悪化し長期間練習できない時もあったが、大学進学後は違った。
悪化の初期に自分で気付けるようになり、薬の量を調整。
入院は一度もなかった。
大学4年間を通して活躍できたわけではなかったが、今夏から調子を上げた。

 同じ病気に悩む人たちから「励みになった」という手紙を100通以上受け取ってきた。
だからこそプロになった自分の姿を見せたい。
「つらいことがあったから、うれしいことが何十倍もうれしい」と今では思える。

 ドラフト会議の日、目に涙を浮かべた。
「この病気になってから何回も挑戦してきました。今まで無理だと思ったことを覆してきました」。
挑戦を支えてくれた人たちへの感謝の気持ちも忘れていない。

 両親には「ありがとう、産んでくれて」と声を詰まらせた。
仲間の祝福の中、最後は「うれしいけど満足しちゃいけない」と気を引き締めた。


2011年11月10日木曜日

インフルエンザ予防接種

 インフルエンザの予防接種を終えました

予防接種は病院によって値段が違います。
私のかかりつけの病院と総合病院を比較したところ
かかりつけ医 3,600円 総合病院 3,150円

総合病院へ行くことにしました。しかし、久しぶりの大きな病院
総合受付で予約確認をし、内科外来にて受付番号を受け取らなくてはいけません。
内科外来で受付番号を受け取らず ずっとずっとっ待つこと1時間
お~しまった。一時間もあればワクチンを打って
30分の様子伺い時間をとっくに過ぎているのでは(^^;


そのおかげでお友達と楽しく おしゃべりができたから結果OKです。

お友達いわく 以前にもそんなことあったそう・・・トホホ

痛みも全くなく 体調も良いようです

2011年11月7日月曜日

2011 11月の定例交流会のお知らせ

 
2011 11月の定例交流会のお知らせです。

  と き   11月13日(日)
  時 間  午後2時~午後4時
  場 所  県中央保健所 (那覇市与儀) 2階 デイケア室

※ たくさんのみなさまのご参加お待ちしております。

       連絡先 090-1944-2441 阿波連


2011年11月6日日曜日

特発性血小板減少性紫斑病 記事

  特発性血小板減少性紫斑病 難病カルテ 
 患者たちのいま/17

毎日新聞社 1023() 配信

 ◇「毎日笑顔で」願い 将来の不安も活発に成長

 
 白石町の永石照美さん(39)の次女実里さん(9)は、
家から帰るとすぐ外に飛び出す。柔らかいボールで遊ぶのが好き。
仲の良い姉萌乃さん(12)とからかい、はしゃぎ合う。
活発で明るく、笑顔を絶やさない。
そんな実里さんは「特発性血小板減少性紫斑病」を抱え、生きている。

 2回目の誕生日を迎える直前だった。
風邪を引き、舌に紫色のできものが目立った。
かかりつけ医に行くと、採血で血小板が計測できないほど少なかった。
別の病院に移り、半年間の経過観察後、正式に診断された。

 体に衝撃を受けるとあざが広がる。
けがを防ぐため、入院中はベッドの角をクッションで包んだ。
くしゃみすら「勢いで毛細血管が破裂し、失明するかもしれない」と言われた。

 
 
小学校ではサッカーやドッジボールは控えている。
運動会の一部の競技ではテントに一人、座る。
照美さんは、その姿を見るのがつらい。

 親としては、できるだけ多くのことに挑戦してほしいとも思っている。
夫篤さん(40)も「なんでんさせてみ」と背中を押す。

 「病気を持っているから……」と
心配しがちな照美さんの思いとは裏腹に、
実里さんは「じっとしていない元気いっぱいの子」に育った。
自転車にも乗れるようになった。

 
 それでも不安は消えない。
昨年初めて鼻血を出した時は止血まで1時間半。
女性として成長する上で、どのような問題が出てくるのか。
結婚、出産……。同年代の患者にまだ出会えず、
病気とどう付き合っていけばいいのか、不透明なままだ。

 
「経過観察」の状態が続くが、風邪を引いたりけがをしたりすると、
血小板が一気に減る。一時的に投薬治療をするが、副作用への懸念も強い。

 「私のせいだ」。
妊娠中にインフルエンザにかかった照美さんはそう思い続けていた。
医師、家族から否定されても、自分を責めた。

 
 悩む照美さんに、障害児と暮らす知人が声をかけてくれた。
「子どもは、自分の面倒を見てくれる人を選んできとっけんね」。
その言葉に、救われた。

 
 病気のこと、どう思う? そう尋ねると、
実里さんは「何も考えてないよ」と照れたように答えた。
その様子を見て、照美さんは不安をぬぐうように言った。
「毎日、笑っていてくれれば、
こうして普通に過ごしてくれれば、十分ですもんね」【蒔田備憲】



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 ◇特発性血小板減少性紫斑病

 出血を止める役割を持つ血小板の数が減少し、
出血しやすく、止まりにくくなる。
病気などから体を守るために作られる「抗体」が、
何らかの理由で血小板に対して作られてしまい、血小板を破壊することが原因。
皮膚や歯茎からの出血、鼻血、重篤な場合は脳出血を起こすこともある。
医療費助成の対象になる特定疾患に指定されており、
09年度に助成を受けたのは約2万2800人。


2011年11月5日土曜日

第11回 VHO_net ワークショップ報告

 10月29日(土)~30日(日)
東京東六郷 アポロラーニングセンターにて第11回 VHO_net ワークショップが
開催されました。

VHO_net とは障害や疾病を超えてヘルスケア団体のリーダーたちが
共通のテーマ課題にそって話し合う/繋がり合うネットワーキングの会です。

今回で11回を迎える今回のテーマ

「もったいない!VHO_netの活かし方」

私たちがこれまでVHO_netで学んだ事が地域に帰って自分たちの会において
うまくいかせているのかどうか?
さらに新しい方向性があるのか??話し合いました。

一日目

基調講演

人と組織と地球のための国際研究所 川北 秀人氏



「自分がしたいこと」ではなく「社会に求められること」のために
動き続ける「チームを作るという内容のお話です。

私にはちょっと難しいお話でした。しかし、社会に求められるためにはまず、
自分が自分たちが楽しいことをしていなければ、どちらからも求められないと思い
一方で、そこだけでとどまっていてはいけないという。
自分の満足で終わってはいけないという川北さんのお話だったと思います。
そのどちらか一方がかたより過ぎる事ではなく、
やはりそのどちらも同時進行でなければいけないのでは??と感じたのです。
(私の理解不足かもしれません(^^;そんなお話でなかったら
すみませんm(_ _)m

それを受けてでは社会に求められる組織とは・・
う~んやっぱり難しい・・

講演を聴いて9グループに分かれ分科会です。
進行役(サブ)は講演のお話をお聴きしての感想から始まり
今まで自分たちがVHO_netで学んできた事がどう活かされこれから
どう活かしていきたいか??など話し合いました。

二日目

9グルーぷそれぞれにいろいろな意見アイディアが出ましたが、
共通して「全国におられるヘルスけ団体のリーダーのネットワークの活用
そのことが多く発表されました。



懇親会

さあ~ここからもとてもとても大切な時間です。
病は違えど全国にいる仲間との交流の時間です。
ミュージカルのように踊っておられるのはこの会では超有名な
きらめきダンサーズのみなさん♪

真ん中の3人はなんと膠原病の患者さん・・



お元気そうに見られますが、舞台を降りたらもう身体が痛くてとか
だるくてとか、入院先から来たのよとか・・(^^;
パワフルです。

さて、元気だから活動ができると思ってしまいそうなこと・・
しかし、活動しているから元気であるということも考えさせられる場面です。
もちろん急性期にはじっとしている必要もあります)



本部運営委員の役員もそうです。

Mさん・・帯状疱疹
Oさん・・新幹線にて2時間鼻血がでっぱなし
Wさん・・頭痛でずっとロキソニンが離せず
私   ・・めまい

こんなことを書いてしまうのはどうだろう??と思いました。
でもあえて書かせてもらいました。なぜなら、きっとブログを読んでおられる
皆さんもそんな状態の中で今いる社会との繋がり・役割を果たされているからです。

あの人は元気だからできるさ~ではなく やっているから元気なんだと・・

でも膠原病の患者さんには頑張り屋さんが多いという・・(おお~自画自賛お許しを・・(^^;
休むこと身体を休める工夫をしなければやっぱり身体は正直です。
すぐにサインを送ってきます。
そのサインを聴いてあげられること きっと多くの皆さんの課題だと思うのです。

疾患も立場もそれぞれに違う仲間と一緒に時間を共有することでたくさんの元気と
エネルギーを頂いて沖縄に戻ります。

毎回 毎回 別れのときはとても寂しい気持ちでいっぱいです。
大好きな気持ち また、元気で来年もお会いしたい 

また それぞれの地域に帰って頑張れるのです。









2011年11月4日金曜日

原発性胆汁性肝硬変

 本部より情報が入りました。
原発性胆汁性肝硬変の記事です。
膠原病は一つの病気をさして膠原病というのではなくその中には希少膠原病
患者数の少ないものもあります。
また、類似疾患を含めるとものすごい数の患者さんがおられます。
希少膠原病の患者さんへ情報をどう届けるかこれらも患者会の課題です。


原発性胆汁性肝硬変 難病カルテ 患者たちのいま/18

毎日新聞社  1030() 配信

 

 ◇理解されず、孤立感 気軽に話せる患者会を

 
15年前、台所で洗い物をしていた生方イツ子さん(70)=小城市牛津町=の手元から突然、食器が滑り落ちた。
力が入らない。「更年期障害かな」と思い、通院したり漢方薬を飲んだりしたが、
改善しない。次第に、支えがないと歩けなくなった。

 
 1年後、大学病院に検査入院。「膠原(こうげん)病」と診断された。
「このままでは動けんようになるかもね」。看護師はそう告げた。
それでも薬が効いたのか、症状は次第に改善し、退院することができた。

 その後は症状も安定していたが、7年前、肝臓機能の異常を指摘され、入院。
胃カメラを飲み、他の検査をし、「原発性胆汁性肝硬変」と告知された。

 体の至る所がかゆくなった。倦怠(けんたい)感が続き、
暑い日は炊事などの家事をこなすと、疲れで動けなくなる。
腕を肩より上げるのがつらく、洗濯物を干せない。
座っているだけで、上から重たい物を乗せられているような疲労感を味わった。


肝機能の低下が影響しているのか腹水がたまりやすくなり、
食事をしていなくても体重が増える。腎臓の症状も悪化し始めた。

 
 診断名がついた今も、自分が何の病気なのか、どういう状態なのか、十分理解できない。
腎臓、肝臓、肌のかゆみ、関節炎……。多くの診療科に通っているが、この先どうなるのか、
きちんと説明してくれる医
師はいない。「どういうふうに悪くなるのか分からない」
という不安を抱え、暮らしている。

 
 朝、起きづらいことも、疲れやすいことも、外からは分からない。
体調を理解してくれる人は少ない。

 
 孤立感を強める中で支えになったのは、同じ病気に苦しむ仲間だった。

 
 2年前、県難病相談・支援センターの紹介をきっかけに、2人の患者と出会った。「
体調どう?」と尋ねると、「だるい」「体がかゆいよ」という答え。「やっぱり」。
初めて理解し合えた。気軽に話せる仲間に出会えた。

 県内には約90人の患者がいるという。病気を公にしたがらない人も多いが、
「こっそり隠してあの世に行くのは、あまりに寂しいと思うんです」。

 「誰に言っても、理解してくれない。それが一番つらかった」。
だからこそ、同じ患者が集う場が必要だと考えている。
「仲間がいると知ることで、きっと、救われる。楽しく生きて楽しく過ごせる、
そんな患者会を作りたいのです」【蒔田備憲】

 

………………………………………………………………………………………………………

 ◇原発性胆汁性肝硬変(PBC)

 食べ物に含まれている脂肪を消化するために必要な胆汁は、肝臓で作られ、胆管を通って排出されるが、この病気になると、胆管が炎症で破壊される。その影響で肝細胞が壊され、肝硬変に進行する。全身のかゆみや黄胆、進行すると肝性脳症を起こすこともある。医療費助成の対象となる特定疾患に指定。自覚症状のない患者も多く、その人たちを含め全国で5万~6万人と推計される。



2011年11月2日水曜日

せっかくの記事が・・

 
一時間ほど書いたVHOnetの記事が消えてしまいました。

今日は再度書くのは無理です。
かなり落ち込むな(>_<)


写真だけUPします。








明日 改めます。ごめんなさいm(_ _)m