難病の医療費助成の見直しを検討している厚生労働省の最終案が11日、分かった。重症者は最大で月2万円、重症以外の患者も最大で月3万円と3分の2程度に引き下げる。継続して医療費がかかる患者や、特に重い患者は、さらに負担を軽減する仕組みを設ける。これまでの案に異論が出たため、負担増を縮小した。
10月に示した当初案の自己負担上限は月3千~4万4400円で、患者団体や与党から「負担が重い」と批判が出ていた。13日の厚労省難病対策委員会で決め、法案を提出。2015年1月から実施する方針。
新制度では、助成対象の病気を現在の56から約300に拡大する。最終案では、新たに対象となる重症者は、障害者を対象にした医療の支援制度と同程度の自己負担とする。外来と入院を合わせ、年収に応じた月2500~2万円の5区分を上限額とする。朝日新聞12月13日
御伽草子様
厚生労働省は10月末の素案では
自己負担額最高4万4400円となっておりましたのと、
新たに対象となる重症者は、当初高齢者の高額療養費制度の
負担水準を参考にすると提言していました。
それが重症以外の患者も最大で3万円
また、障害者を対象にした医療の支援制度と同程度の
自己負担とすると最終案がでました。
その事を考えるとある程度よい方向に落ち着いたことと
思っております。また対象疾患が300疾患になるという事も
大変喜ばしいことです。同じ膠原病の仲間が医療費助成制度を
受けられないという事が少なくなりますね。
私はこのようなタイミングでほんの少しですが
40年ぶりの難病対策の見直しに携わることが出来た事、
また、多くの先輩方が必死で頑張っておられたお姿を
まじかで拝見させていただき本当に幸せに思っております。
それこそ命がけで政府に懇願しておられた姿には
涙が止まらずにいました。
しかし、全ての疾患の方が納得するという事は難しいです。
そのことも良く踏まえ
今後の動向に関心を持っていかなければなりません。
金曜日の夕方のニュースで観ました。
返信削除対象疾患が300に増えたことで、医療費助成制度の利用や原因究明、治療の研究が進むことが期待出来る反面、世帯の年収で自己負担額が決まるため、この改正の結果、負担額が増加…離婚を考えなければならないかも、という例が報道されていました。
全ての疾患の方が納得する、ということは、本当に難しいことだと思います。
みるくさん
返信削除こんばんは(*^_^*)
新たに医療費助成制度にあずかれる方々が増えた事は
本当にうれしい事です。
今まで治療研究もされてこなかった
疾患の患者さんがどんなにいらしたことか。
みるくさんのおっしゃる通り、自己負担額が
今までは生計者中心であったのに対して、
世帯収入となりました。
ということは、患者家族の収入の合算となり
必然的に負担額が上がるわけです。
この法案はまだ施行されておりませんので、これから
どの様な不都合や不公平が出てくるのかわかりませんが
いつでも私たち患者は関心を持って
関わっていかなければいけません。