2013年12月14日土曜日

難病医療費助成負担額最終案

 御伽草子さんから頂いたコメントにお返事と皆さまへもご報告です。

 
難病の医療費助成の見直しを検討している厚生労働省の最終案が11日、分かった。重症者は最大で月2万円、重症以外の患者も最大で月3万円と3分の2程度に引き下げる。継続して医療費がかかる患者や、特に重い患者は、さらに負担を軽減する仕組みを設ける。これまでの案に異論が出たため、負担増を縮小した。

 10月に示した当初案の自己負担上限は月3千~4万4400円で、患者団体や与党から「負担が重い」と批判が出ていた。13日の厚労省難病対策委員会で決め、法案を提出。2015年1月から実施する方針。

 新制度では、助成対象の病気を現在の56から約300に拡大する。最終案では、新たに対象となる重症者は、障害者を対象にした医療の支援制度と同程度の自己負担とする。外来と入院を合わせ、年収に応じた月2500~2万円の5区分を上限額とする。朝日新聞12月13日

   

御伽草子様
厚生労働省は10月末の素案では
自己負担額最高4万4400円となっておりましたのと、
新たに対象となる重症者は、当初高齢者の高額療養費制度の
負担水準を参考にすると提言していました。
それが重症以外の患者も最大で3万円
また、障害者を対象にした医療の支援制度と同程度の
自己負担とすると最終案がでました。
その事を考えるとある程度よい方向に落ち着いたことと
思っております。また対象疾患が300疾患になるという事も
大変喜ばしいことです。同じ膠原病の仲間が医療費助成制度を
受けられないという事が少なくなりますね。
私はこのようなタイミングでほんの少しですが
40年ぶりの難病対策の見直しに携わることが出来た事、
また、多くの先輩方が必死で頑張っておられたお姿を
まじかで拝見させていただき本当に幸せに思っております。
それこそ命がけで政府に懇願しておられた姿には
涙が止まらずにいました。
しかし、全ての疾患の方が納得するという事は難しいです。
そのことも良く踏まえ
今後の動向に関心を持っていかなければなりません。


2 件のコメント:

  1. 金曜日の夕方のニュースで観ました。
    対象疾患が300に増えたことで、医療費助成制度の利用や原因究明、治療の研究が進むことが期待出来る反面、世帯の年収で自己負担額が決まるため、この改正の結果、負担額が増加…離婚を考えなければならないかも、という例が報道されていました。
    全ての疾患の方が納得する、ということは、本当に難しいことだと思います。

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  2. みるくさん
    こんばんは(*^_^*)
    新たに医療費助成制度にあずかれる方々が増えた事は
    本当にうれしい事です。
    今まで治療研究もされてこなかった
    疾患の患者さんがどんなにいらしたことか。
    みるくさんのおっしゃる通り、自己負担額が
    今までは生計者中心であったのに対して、
    世帯収入となりました。
    ということは、患者家族の収入の合算となり
    必然的に負担額が上がるわけです。
    この法案はまだ施行されておりませんので、これから
    どの様な不都合や不公平が出てくるのかわかりませんが
    いつでも私たち患者は関心を持って
    関わっていかなければいけません。

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