2014年3月12日水曜日

2014 3月定例交流会の報告

 2014年 3月定例交流会の報告です

3月9日(日)

午後2時~午後4時半

場所:那覇市保健所 3階 健康増進室

この日はお天気もいまいち、気温もぐっと下がった一日でした。

しかしながら、15名もの参加者がおられすごく素敵なお話しを聴かせていただきました。

■皮膚筋炎の方

階段を上る際、また洗濯物を干すときにとても身体のだるい事に気がつきました。それから皮膚症状もあり近くの皮膚科を受診した際に爪の黒点を診られ、これは皮膚科ではなく膠原病科ヘ行った方がいいと紹介状をもらい大学病院へ行かれたとのこと。そこで皮膚筋炎の診断がついたそうです。皮膚筋炎に特徴的な爪の甘皮の症状を見逃すことなく、内科へ繋げて頂けたこと。本当に良かったと思います。しかし、なかなか膠原病を知っておられるドクターでなければ出来ないことで、多くのドクターが膠原病についての知識や情報を持って頂けると、このように早期発見ができるんだと思いました。(いかに膠原病についての周知が大切かということです)

■大動脈炎症候群(娘さん)

大動脈炎症候群の娘さんがおられるお母様がいらっしゃいました。お母様の(ご家族)の悩みや不安は患者本人とまた違っていて、将来結婚できるのか?子供が授かるのか?この先どうなるのか?ととても不安でいっぱいです。この日はもうお一組親子で参加の方がおられ親御さんの立場からお話しを聴く事が出来ました。

■膠原病疑い(御姉妹)

ご姉妹でいらしていただきました。(双子のご姉妹です)

お二人とも膠原病以外にも様々なご病気を経験され、最近は膠原病の症状が出て検査の途中であられるとお話ししていました。レイノーや関節・筋肉の痛みなどの症状があります。皆さんリウマチ専門医の先生にかかっておられますので、きちんとした診断がつくことと思います。たとえ診断がついたとしても正しい情報と治療を行う事で、膠原病はその多くが日常生活を普通の方と同じように過ごせる事をお伝えしました。

■リウマチの方

職場でなかなか理解が得られず(見た目にはわからないが故に)とても頑張ってしまう事。ようやく最近は少し理解をいただけ、お薬の治療の後はお休みをもらえるまでにはなったそうです。しかしながら、お休みはずべて副作用のための休みとなって本当に心も体も一緒にお休みを取った事がなく、とても辛い。寂しい思いをなさっておられます。本当にそうだと思います。お休みの日は心も体もリフレッシュして好きな事が出来るのは当然の権利です。ですから、治療の後のお休みの他にも休日を入れられるようにするにはどうしたらよいか?同じように働いておられる運営委員からもアドバイスがありました。(ドクターへ診断書を書いてもらうのが一番)また、毎月かかる治療費もとてもとてもご負担で、平成27年1月からの難病新法についてお話をすると大きな涙を流されて、喜んでおられました。本当に苦しかった(金銭面・精神面・身体面)苦しい状況がみられ胸が締め付けられる思いでした。

■強皮症の方

神戸から毎年冬の間、沖縄へ避寒のためいらっしゃいます。今現在膠原病の疑いで検査の途中の患者さんへ以前のご自分の体験からアドバイスを下さいました。そして、人生は一度きりどうせ生きるのなら楽しく幸せに生きたいと前向きに考えるようになりましたと本当に素敵な言葉を頂き皆さん感動でした。

■SLEの方

お母様と一緒に参加してくれました。この3月1日に高校を卒業なさいました。その間に入院を3回繰り返し、卒業も難しいかもしれないと思った事もありました。しかしながら、病気をきっかけに、医療事務のお仕事を通して何か役に立てる事はないかと思うようになったそうです。病気であっても病気を隠すことなく、また地域のボランティア活動や青年会でも活動しておられます。なんと、卒業式の前日にお母さまへ感謝のお手紙を書かれたそうです。

お母様はとても嬉しく優しい娘さんに育った事。涙ぐんでお話しして下さいました。

と、4時までの予定の交流会その他にもたくさんの素敵なお話を聴かせていただき

気がつきましたら30分もオーバーして居りました。みなさまのお話しを聴かせていただきそれぞれに皆さまが思う事。ご自分と照らし合わせる事たくさんあり、すごく素敵な交流会となりました。幸せな気持ちいっぱいになりました。

今回は会場の件でトラブルがありましたが、運営委員に力を貸してもらい無事に交流会を終える事が出来ました。(ホッ)いつもありがとうございますm(_ _)m


参加人数 15名




4 件のコメント:

  1. いつも ありがとうございます。
    交流会での出会いも 不思議で必然的な感じがします。
    Hちゃん めちゃくちゃ素直に育っていて応援したくなりますよね。ってかぁ 応援してます。

    返信削除
  2.  こんばんは。
    皮膚筋炎の方、いい皮膚科の先生に巡り合えてとても良かったですね! 
     私の場合は、両手の指先がアカギレのようになり、暫く皮膚科に通いましたが、注射されたり経口薬や塗り薬の処方で3日おきに3ヶ月間通わされ、結局、治らずじまい。とうとう階段の上り下りができなくなり、やっと循環器の先生から大学病院に紹介して頂き、膠原病の皮膚筋炎ってわかりました。
     それまでは、ほんとに辛い日々が続きました。
    やはり、これからは、広く浅くでもいいので、初期対応のできる先生方がとっても必要と思います。
     いま、インフルエンザB型に罹って寝込んでいます。やはり、予防接種は必要でしたね。一度もインフルに罹患したことがなかったので、油断してました。でも、プレドニゾロンの関係もあって、予防接種を避けていたのも事実ですが…<m(__)m>
     皆さんもお身体気をつけてください。

    返信削除
  3. あけみさん
    こんばんは(*^0^*)
    交流会の中では偶然という事ではなく
    きっと逢うべくしてお逢いしている方々が参加される事を
    いつも目の当たりにします。不思議なものですね。
    幸せは人がしか運んでくれませんし、自分を見つめることも
    人がいるから出来る事です。
    どれだけ生涯で多くの素敵な方々へ
    お逢いすることが出来るか。それが財産だと思います。
    明美さんとの出逢いもそうです。ありがとう★

    返信削除
  4. 御伽草子さま
    こんばんは(*^0^*)
    インフルエンザは良くなりましたでしょうか(><)
    インフルエンザは大変でしたね。だいじょうぶでしょうか。
    予防接種鵜を受けておられなかったとの事。
    重症化されませんでしたか?
    皮膚筋炎など膠原病の多くは皮膚症状を伴う疾患があり
    専門のドクターがみればすぐにわかる(膠原病)ことですが
    分らないドクターは分らない。(当たり前のようですが・・)
    ですから、本当にすぐにそのような専門にドクターへ
    巡り合える事は運のようにも思います。
    しかしながら、運が良い・悪いで患者の人生が決まって
    しまうような世の中ではいけません。
    やはりいかに膠原病についての周知が大切かという事を
    感じています。
    どうぞお身体暖かくしてゆっくりインフルエンザで
    消耗した体力を戻されてくださいねm(_ _)m

    返信削除